着物のある生活
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2024年9月24日
今日の朝からようやく涼しい風が吹き始めました。
エアコンの冷たい風をいくら送っても、自然の涼しさには太刀打ちできないものだと毎年痛感します。
暑い時期も着付け教室の生徒さん方はコツコツと通ってきてくれました。
エアコンをフル稼働させて、自分で着る稽古も続いていました😊
袷の着物は単衣にくらべてやはり暑い!
それでも近々ご友人の結婚式に訪問着を着るためにがんばっている方もいます。
お母さまから譲られた着物を何とか自力で着られるようにお稽古している方もいます。
少し先になるけれど、お嬢さんに振袖を着せるために他装に力を入れている方も。
それぞれの目標に向けてのお稽古を、精一杯応援するのが私の仕事でありやりがいでもあります。
アットホームな空間で、気楽に着物を楽しんで欲しいので、無駄な力は抜いてリラックスした中での稽古になるように心がけています。
これからの季節、着付けのお稽古には良い時期になります。
着物を着られるようになりたい沢山の方の応援が出来ますように。
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2024年8月16日
残暑お見舞い申し上げます
とにかく暑い夏、命にかかわる暑さになった日本、皆さま水分補給して乗り越えましょう!
この暑さの中でも、着付け教室では着物を自分で着たり、人に着せたり、ボディーに着せたり(他装になりがちなので!)しています。もちろん、エアコンあってのことですけど。
夏物の透け感は涼しげで、実際に袷に比べればだいぶ軽くて涼しいです。とはいえ、猛暑にきものを着て出歩くのはしっかり?暑く、汗をかいた後のお手入れも必要で・・・首筋を保冷剤で冷やしながら歩いたり、長襦袢の首回りをちょっと多めに開けて着たり、涼しいと言われる肌着を着たり、帯枕を使ったりとそれぞれに工夫してお出かけされていることでしょう。
温暖化がどこまで続くのか?と思いますが、着るものも、着る時期も変わってきて当然の気候ですね。きものの着方といえば、重ね着ですが、今後、気温に合わせて着る枚数を調節する形になっていくかも・・・
夏物の透け感が大好きなので、もう少し暑さに負けずに夏きものを楽しみたいと思います😊
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2022年2月6日
早くも、2022年になっていました。
一昨年の秋からプライベート(マンションの理事長になった!)で多忙を極めました。
おそらく責任感と凝り性が人より強いので、本業の大切な『着付け屋 着楽』のことを発信する時間がとれないほどに、我ながらがんばりました。ようやく、3月の定期総会をもって任期満了となります。
やっと自分が本来いるべきところに帰ってきた気分です。
コロナ禍を受け、2020年は着付けの仕事が激減。稽古を見合わせる生徒さんもたくさんいらっしゃいました。そのまま2021年の多忙な生活に入りました。
そんな中で、稀に入る着付けや教室の仕事がありがたく、愛おしく、そして楽しく、自分にとってどれだけ大切なものか再認識しました。
着楽を始めて今年で、20年目。20年分の歳は取ったけど~これは致し方ない~20年分、着付けの技術と教室で生徒さんにお伝えするすべを積み重ねた貯金は出来ました。
子育て中に、無我夢中で着楽を運営してきたけれど、子供は4月には社会人になって巣立ちます。
☆ 今の自分に着物を通して提供できること
☆ 世の中の空気や流行だけに流されず、着物を着たい人、着付けをしたい人の必要としていること
☆ 着物を身近に感じてもらえるための方法
これらを見直して、作っていきたいと思っています。
どうぞこれからも 着楽とお付き合いのほどよろしくお願いいたします。
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2020年9月1日
今年もはや9月を迎えました。色々ありすぎていつにも増して時間を早く感じるという方が多いのではないでしょうか?
ちょうどひと月前、8月に入った日にここ神奈川県あたりは梅雨明けして、いきなりの厳しい日射しに気温が高くなりました。
それと同じように今日9月1日は昨日までとは打って変わって、エアコン要らずの過ごしやすい日になっています。
かつて学んだ着付け学院では、ついたち(一日)にはきっぱりと衣替えをすることが生活のめりはりとして良いと習いました。9月に入れば、きものは透けない生地の単衣になるということですね☝
日本は縦に長いし地球は温暖化しているしで、ある日を境にきっぱりは難しいところだと常々思っています。
でも、今日くらいほっと息がつけると「あ、あのきもの着ようかしら?」と思えるから不思議ですねぇ・・・
つまり、単純なのかな?いえいえ、自然や自分の身体の声に耳をすませて素直に動けるということでしょう!!
まだ30℃越えの日もあるでしょうから、無理なくきものを楽しめたらと思います。朝顔もまだ咲いてくれているし…
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2020年6月9日
すっかり夏を思わせる暑さになってまいりました!
紫陽花も昼間の日差しにあぶられてちゃってしんなりしています。やっぱり雨が似合いますねぇ。
さて元通りの生活とはいかないものの、世の中は“with corona”だとかいう新しい生活様式を取り入れながら、そろりと日常を取り戻す方向へ動きだしました。
着楽も6月より、通常営業として再開しております。
感染防止対策をしながらとはいえ、やはり対面でのレッスンは
活気があって
伝えたいことがちゃんと伝えられて
相手の想いも伝わってきて
とても贅沢な嬉しい時間なんですねぇ・・・・。
初心を忘れずに着楽の活動をしているつもりでも、
2か月もお休みをしたのちに、
感性を研ぎ澄ませた状態で臨むといかに惰性に任せている部分が多かったことか⁈
と気付くのでありました。
3年ほど前にちょっと体調を崩して入院し、6日間絶食したんです。その5日目に飲んだ “水” が甘くて甘くてこれが甘露というものかと驚いた記憶がよみがえりました。
慣れというのはおっかないものです。今はもう、ただの水になっちゃってます。
改めて、着物にまつわるあれこれが自分にとって、生業以上のものだと思いいたり、今後の着楽に反映させていこうと思っているところです。
こちらは、休業中に生徒さんがおうちでレッスンの様子を送ってくれたもののつづき💛
お嬢さんにモデルになってもらったところ大きくなったねぇ・・・
そして6月1週目のレッスンの様子やら・着た単衣の着物やら・景色やら大好きなモノやコトに囲まれて幸せです。
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2020年5月6日
爽やかな五月の空に元気をもらって、 陽気に耐え忍んでいこうと思う着楽です。
『 着楽からのお誘い』に応えてくれた仲間たち(生徒さん)から写真が届いたので、ぼちぼち載せていこうと思いますよ。
☆ 着物を着てお出掛けするのが大好きな Sさん
家でコーディネートを考えたりして楽しんでくれてますって。収まったらたくさん遊びに出てね💛
☆ そして同じくアクティブな印象の Sさん
親戚から譲り受けた着物を大切にして着てる 気に入ってるけどちょっと小さいものを家で楽しんでます
☆ こつこつじっくり努力型の Wさん
着付けを仕事にしたくて、自宅にボディーまで揃えちゃった! Stay home中に腕をあげよう、と迫るわたし
緊急事態宣言の延長を受け、今日、5月末までのオンラインのスケジュールを教室の皆さんに送信してみました。
画面越しでも元気な顔が見られたらいいなぁ
Instagram やってます。 kitsukeya_kiraku2018 着付け屋 着楽(着付け教室)
Twitter もたまに 着付け屋 着楽~着付け教室・着付け~
どちらも名前が長すぎてね…… 遊びにきてほしいけど見つけてもらいにくいんだなぁ~
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2020年5月5日
本日は5月4日(月)㊗です。気付けばこのブログ、どれだけ放っておく気なのかと問われて何も言えないほどほったらかしでしたね。🙇 いえね、着付け屋 着楽としての営業も活動も楽しくこつこつと積み重ねていることは確かなんです。 なのに、各種行事も、教室の様子も、成人の日をはじめとするお着付けの様子も、Instagram やらTwitter やらたまにFacebook に載せるばかりでこちらはおろそかになっておりました。
ところが、ただ今、世の中は日本のみならず世界的規模でコロナウィルスってやつとの闘いで、活動を控えられる人々はとにかく控えておけ!ということに。ううん、「控えておけ!」なんて乱暴な言い方はされていませんよ。Stay home 外出自粛 休業要請 オブラートに包んだ優しい物言いですね。
とはいえ、今どき着付け教室やら着物を着て街を歩くことやらは、贅沢な不要不急のことになっておる と判断しまして3月から縮小ぎみだった教室を、4月の緊急事態宣言からきっちりお休みにしたのです。
迷いに迷っていたときに着付けのお客さまがあって、まぁ、お着付けさせてもらっていたのですが、「お互いにどちらかが感染者だったらすぐ連絡とりあいましょうね」って話したんです。それから想像力が全開!! となってしまいました。教室にきてくれる人たちに自分がうつすこともあるんだ!!! 継続を断念した次第です。
せっかく着物が好きで、着付けを覚えかけの人、着せ付けを仕事にするためにがんばってレッスンしている人なんかが短い期間(であってほしい)であっても Stay home 中、着物と触れ合えないなんて! 普段、活動的な人が家から出られないなんて! と思っていたらそんなみんなを巻き込んでやりたいことがムクムク浮かんできちゃったわけです。
ほぼすべての日々が着物にかかわる生活、 教室・お着付け・教室・教室………という生活のわたくし、自分もみんなと繋がっていたかったんだと思います。
そして、『着楽 からの おさそい』
➀ 着物を着たり着せたりした写真を送ってもらう
② オンライン講座の開催 いつもはなかなかお話出来ない着物にまつわるあれこれ
③ オンライン教室 思ったよりリモートでも伝わるものねと驚く
④ オンラインでおしゃべり ネガティブな情報に触れすぎて気力が萎えないようにおしゃべりで発散しようよ!
この長く記憶に残ることになるだろう事態を 知恵と前向きな想像力で乗り切っていくことを心に誓ったのであります。因みに今回はコロナ禍という特別な状況なので、お代は頂かずに諸々させていただいてます。普段、教室に通ってくれる方々へのちょっとしたお礼のつもり。
自宅で自粛したくてもできない、あまたの職業、立場があることを痛感しております。そういう方々のお陰で生活が守られていることに感謝して Stay home 生活させていただきます。
着楽からのおさそい➀ の写真が届いたので投稿してまいります。教室の皆さん、あの人も元気でがんばっているなぁと暖かい目でみてくださいな。
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2019年9月3日
虫の声も聞かれるようになり、朝晩少し涼しい時間も出来てきました。
8月から9月へのカレンダーをめくると一気に年末まで過ぎていくのだなぁという感覚になります。
毎日が早い早いと言っていないで、一日を大切に暮らしていきたいと思います。
最近の私の心掛けは『口角を上げて暮らすこと』
表情を先行して作るだけでも、明るい気持ちになれるんですね。脳が表情筋を動かすことでだまされてくれるとか。
8月最後の日曜日におこなった~ゆかたまつり~は、意識しなくても口角が上がりっぱなしの楽しい時間でした。
中野島のflower shop SARAさんに、それぞれゆかたや夏着物を着て集合。
花をたくさん使いながらアロマオイルの香りが良いサシェやジェルキャンドルホルダーを作りました。
皆さん、なかなかの出来栄えで『映え』てました。昨今はこれが大事らしい・・・!
その後の納涼会では、レストランおかむらさんの南仏料理のオードブル(配達してくれます)を頂きながら少しお酒も入って賑やかなひと時を過ごしました。
女性の脳みそにはお喋りというビタミンがよく効きますね!!
皆さん、着物を着ているから動きにくいとも、食事があまり食べられないとも言わずにパワフルに楽しんでいらしたのが、見ていて嬉しかったです。
着物を着てご一緒出来る仲間が増えるといいな!
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2019年5月27日
5月というのに猛暑日が続いています
もう、衣替えの常識として守ってきた約束事も変えていくべき時を迎えていますね。
私が着物のあれこれを学んだところでは、5月は着物を袷(あわせ)・長襦袢を単衣(ひとえ)と習いました。
間違っても、着物を単衣にしたり、夏物の長襦袢を着てはいけませんよ と。
日本は縦に長い国ということもありますし、着物は‶着る物” 心地よい快適なものであるべきだと思います。
10年以上前から、着物を着ることの多い人たちがルールを変えていかなきゃね!と教室でお話していましたが、あまりに暑い昨今、自然にそのような流れになってきて嬉しいです。
着物の衿合わせは普段きっちり目にしていますが、気温が30℃を超えた日などは、首から指一本分だけ離して着ています。
たったこれだけでも、結構体感が変わります!
因みに普段、衿をきっちり着ているのは、首や肩回りが貧弱だから・・・・です。
暑くて ‶着物を着てお出掛け” の回数が減ってしまう季節の間、室内で着物生活を楽しめる行事を計画中。
そうそう、最近は『イベント』っていったほうが参加しやすいそうですね。
☆ 着物に関するもののフリーマーケット
☆ 着付け教室体験 ゆかたのワンデー講習会
☆ 恒例の着楽ゆかたまつり
それから、7月にある民家園通り商店街のお祭りの日にゆかたの着付けを格安でしてみたり・・・・しようかな
小さな教室を隠れ家的にしていますが、たくさんの人に知っていただけたらと思います。
やっぱり着物っていいですよぉ~と暑さにめげずに伝えていきたいと思っています。
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2019年5月6日
令和という時代が始まりました。
新しいことを前にすると期待と不安が交錯するのは、元号が変わることでも起きる感じがします。
平成がどのような意味を持った時代だったのか、令和はどのような時代になるのか…などメディアでも様々言われていますが、私は昭和も平成もそして令和もかわらず、毎日を送っていくだろうと思います。
ただ文明や科学が進むのは必然でも、人は自然によって育まれている生命だということが置き去りにはならない優しい気持ちで過ごせる未来になってほしいなぁ~と思っています。
さて、改元にともなう大型の連休も明日まで。世の中がお休みの時ほど忙しい方々は大変だったと思います。お疲れさまでした。
着楽はといえば、ぽつぽつと入っていたレッスンをしながら、着物の整理や片づけをしておりました。しばらくぶりに昔、着付けの仕事をするために作ったエプロンのあまり生地が出てきました。
このエプロンといえば、つい先日、インスタグラムに記事を投稿したばかり。
インスタグラムをご覧にならない方にも伝えたくて再び登場させます。
このエプロンはカーテン地で出来ていて丈夫!
一般的に、着付け師が何人もいる現場はモノトーンでちょっと暗い印象になりがちのところ、あえてナチュラルカラーを使っています。
着付けに使う小物を収納しやすく、クリップを止めても生地がへたらないように芯地を入れたり、輪ゴムなどをポケットに入れても落ちにくいようにポケットをふた付きにしたり、自分仕様の使いやすいものを作りました。
AIに取って代わられる仕事ではないと思うので、これからも沢山の方に着物を着る楽しさや嬉しさを伝えられる着付けをしていきたいと改めて思う今日この頃です。